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パーティ編成や使用する武器種により、プレイヤーの数だけ戦術が存在します。
ここでは戦術をより組みやすくするべく、基本的な戦略を記述します。
なお、根本的なシステム部分を知りたい方は「【上級者向け】ダメージ計算?」を参照して下さい。

守備を固める

  1. 防御と耐性
  2. バフとデバフ
  3. デコイ
  4. 状態異常
  5. 火種による強化

防御と耐性

装備を整えることは、戦闘における基本中の基本です。
装備の説明欄に、多くのアイコンと数字が書かれています。
盾のアイコンが全体的な防御力、それより右側は各属性への耐性となっています。
数値が大きいほど、防御力や耐性が高いということです。

しかし、特に序盤は防具だけではやや心もとないこともあるでしょう。
そんな時は装飾品の出番です。
装飾品は1つの性能しか持っていませんが、尖った能力をしています。
序盤から買える装飾品は、特定の属性に対してかなりの耐性を付与できます。
敵に押し切られる場面が多いときは、防具だけでなく装飾品も見直してみましょう。

バフとデバフ

戦闘中でも、防御力や耐性は多様に変化します。
それがバフとデバフの存在です。
防御・耐性それぞれで次のようなバフ、デバフがあります。

防御力のバフ、デバフ
  • シールド:付与されている者の防御力を2倍にします。
  • ブレイク:付与されている者の防御力を半分にします。
耐性のバフ、デバフ
  • ○耐性↑:付与されている者の、対象となる属性耐性をアップさせます。
  • ○耐性↓:付与されている者の、対象となる属性耐性をダウンさせます。

バフとデバフは、基本的に上書き式になっています。
そのため、味方にデバフがかかってしまったなら、バフをかけることで解除と強化を同時に行えます。

また、コマンド「ガード」は、次の自分の行動まで被ダメージを半減します。
戦況に応じて使うことで、ピンチを脱出できるかもしれません。

デコイ

パーティの隊列には「狙われやすさ」の概念があります。
先頭のキャラクターほど狙われやすく、後列になるほど狙われにくくなります。
具体的な狙われる確率の比は次の通りです。

 
隊列狙われる比率
1人目24
2人目12
3人目
4人目

表からも分かるように、前列2人が高確率で狙われます。
逆に言えば、高い防御力のキャラクターを最前列に置くことで、後ろのキャラクターが攻撃に集中しやすくなるというメリットがあります。
隊列を見直すだけでも、攻略がグッとラクになるかもしれません。

状態異常の耐性

どんなに強固な守りを築いても、状態異常1つで脆く崩れてしまうかもしれません。
状態異常への耐性を上げたり、解除の手段を用意しておくことが大事です。
それぞれの手段としては、次のようなものがあります。

防具や装飾品による耐性Up
特に装飾品は、対象が少ない代わりに無効化してくれます。
万能薬や戦技による回復
多くの状態異常をまとめて解除してくれます。

また、バフ・デバフと同様に状態異常も多くが上書き式です。
対応する有効状態があるならば、守りの強化と同時に立て直しが可能です。

火種による強化

思いつく限りの対策をしてみたけれど勝てない……
そんな時は「生命の火種」を使ってみましょう。
生命の火種は、味方の最大LPを上昇するアイテムです。
特定のエネミーがドロップする他、グロウリーモードでは神凪の巫女から購入することができます。
1つあたりの上昇量は少ないですが、いくつか使う内にバカにできない体力になっています。
どんなに手痛い攻撃も、高いLPの前には児戯も同然。
安心して攻撃に転じることができるでしょう。

突破力を高める

  1. 武器の選択
  2. 練度の向上
  3. バフとデバフ
  4. 隊列の調整

武器の選択

全ての始まりとして、武器の選択は非常に重要です。
武器を選ぶ際に注目するべきポイントは、主に次の2点です。

育てたい武器種かどうか
イグニスを除けば、ほとんどのキャラクターは3〜4種ほどの武器種を装備できます。
デフォルトの装備で育てていくのも良いですし、他の武器種を持たせても十分に戦えます。
武器種による大きな違いを挙げると
  • 習得する戦技の傾向
  • 武器の基礎的な火力 この2点になります。
    どれも一長一短あるので、どのようなキャラクターに育てたいかで武器種をもたせると良いでしょう。
火力を取るか、追加効果を取るか
武器種を選んだあと、どの武器を装備させるかも重要です。
ステータスの補正値を見た時、同一武器種内の最強と最弱の差は3〜5ポイントです。
ニックスを例に見てみましょう。
剣の武器種を装備する際、デフォルトとファルシオン、バスターブレイドでのステータス差は次の通りになります。
 
装備ステータス
装備なし(+0)
ファルシオン(+3)
バスターブレイド(+6)10
 
バスターブレイドを装備すれば、ファルシオンの時に比べて約1.5倍ほどになります。
これは、ファルシオン装備時に常にバフがかかっているのと同じ状態です。
火力だけ見ればバスターブレイドに軍配が上がりますが、ファルシオンには独自のメリットがあります。
それは、盾を装備できない剣の武器種で唯一盾を装備できるポイントです。
これにより攻めのバスターブレイド、守りのファルシオンという個性が出てくるので、装備者にどのような役割を持たせたいかを考えることが重要になってきます。

練度の向上

本作では、火力の向上という点からも練度が重要になっています。 練度を上げることで次の2つのメリットが得られます。

威力の補正
アタックや戦技のダメージ計算に練度が使われています。
詳しくは【上級者向け】ダメージ計算?に譲りますが、練度が上がればその分威力の補正値が上昇していきます。
なお、補正に使われる練度は属性ごとで統括されたものが使われます。
たとえば斬撃武器であれば剣、魔剣、斧の3種類の練度を全て合算して参照しています。
そのため、剣使いであっても魔剣や斧を育てることで、さらなる火力向上が見込めます。
ステータスの上昇
練度が上がった時に戦技を習得しなかった場合、対応する攻撃ステータスがそのまま+1されます。
初めのうちは小さな成長ですが、地力が育てば非常に頼もしい仲間になるでしょう。
再びニックスを例に出してみましょう。
剣を育てて攻撃ステータスが+6までされた場合……
 
装備ステータス
装備なし(+6)10
ファルシオン(+3)13
バスターブレイド(+6)16
 
表からも分かるように、バスターブレイドの火力はファルシオンと比較して1.25倍ほどに収まっています。
このように、地力が上がれば武器によるステータス補正の影響が小さくなっていきます。
補助効果で選べる余地が増えるというわけですね。
武器種によっては戦技を集中的に覚えるものや、戦技をあまり覚えない代わりにステータス強化が著しいものなど多岐に渡ります。
火力増強と戦略拡大の意味でも、練度の向上は非常に重要でしょう。

バフとデバフ

防御戦略と同様に、攻撃戦略においてもバフとデバフは大きな役割を持ちます。
ここで重要になってくるのが、キャラクター固有スキルである「専技」です。
専技には、戦技にはない多彩な補助スキルが揃っています。
単純な火力バフは戦技でも間に合うことがありますが、たとえば攻撃にデバフを追加するスキルであったり、速さを上昇してターンの頻度を上げるスキルであったりと様々です。
ただし、専技だけを使っていると練度が向上しないため、攻撃力の成長がされずに本末転倒なことになりかねません。
育成のバランスを取りながら、効果的なサポートを心がけてみましょう。

隊列の調整

防御戦略でデコイについて記述しました。
しかし、後列に回った場合には相応のリスクが存在します。
それが「ターンの競合」の問題です。

2人以上のキャラクターが同時にGPが100以上となった場合、

この法則が存在します。
そのため、後列の味方はせっかくターンの条件を満たしているのに、いつまで経っても敵や前列の味方に越されて行動できないという場面もあります。
デコイだけでなく攻撃の面でも、隊列を見直すことでより効果的な攻略ができるかもしれません。

情報を活用する

行商人のシズクから購入できる情報には有益なものが多くあります。
バトルの観点から見れば、怒り顔のアイコンであるエネミー情報が特に有力でしょう。
これには戦闘で有利に立ち回る情報が盛りだくさんです。たとえば

属性や種族は、見た目だけでは判断できない部分も多いでしょう。
そうした敵に効率よくダメージを出す手段を講じる手助けになります。
また、状態異常の有効度は「種族」で管理されており、多くのボスも例外ではありません。
有効な状態異常であれば、かなりの高確率で付与することができます。
ボスの情報は一度戦闘しなければ販売されませんが、苦戦するようなら参考にしてみるのも良いでしょう。

逃げも立派な戦略

以上のように様々な戦略を書きましたが、それでもやはり勝てない敵がいるかもしれません。
そんな時は、構わずに逃げてしまいましょう。
ボス戦を除いて、ほとんどの戦闘ではアイテム「煙幕玉」を使うことで100%逃走することができます。


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