正規ルートにもサブルートにも属さない、完全な寄り道のチャート。
ハイリスクやノーヒントであるが、その分リターンも大きい。
四神が控えるダンジョンから侵入することができるダンジョン。
それぞれ大滝の洞窟・断崖の浄火・磁水晶の洞窟・静海の霊廟を接続している。
ダンジョン内部のランダムエンカウントは竜種のエネミーだけで構成されており、非常に危険。
さらには中央の分岐路を阻むように、凶悪なボスエネミーが待ち構えている。
初めて四神のダンジョンに到達したレベルでは、返り討ちに会うこと必至である。
しかし、リターンは他のダンジョンにはない旨味がある。
このダンジョンでの戦闘時、閃き率が加算される際に追加で+1される。
これはダンジョンとしてのボーナスなので、ボス戦でも適用される。
練度を極めたいプレイヤーにはうってつけの、修練場となるだろう。
ダンジョン内には、聖騎士シリーズという一式防具がパーツごとに眠っている。
装備内容は「聖騎士の盾」「聖騎士の兜」「聖騎士の鎧」「聖騎士の首飾り」で構成されている。
一式で着ると、高いMPリジェネと永続ラッシュという攻めに特化した特殊効果が付与される。
パッシブの影響でMP消費が激しいグリムニルが着ると、皮肉と実用性が利いていて面白いかもしれない。
ダンジョンの中央には、仲間キャラクターの1人である「マオ」が佇んでいる。
多彩な攻めを得意とする武闘家であり、仲間に出来れば心強いだろう。
ただし、これだけのリターンに対して、かなり重たいリスクを孕んでいる。
それが「フラグ問題」である。
万が一ボスエネミーを倒せる実力をつけてしまった場合、正規ルートを無視して四神のイベントをクリアしていける。
しかしその過程で、多くの仲間のフラグがへし折れていく。
様々なパーティ編成を楽しみたいプレイヤーや、目当てのキャラクターを仲間にしたい場合は注意が必要だ。
龍の脈道とは異なり、基本的にクリアする・しないのリスクは存在しない。
その代わり、チャートのほとんどがノーヒントで展開される。
このイベントをクリアすることで、隠しボスである「鬼神」が大幅に弱体化する。
依然として作中最強のボスではあるものの、育成の難易度はグッと下がるだろう。
何が何でも鬼神を倒したいというプレイヤーは、ぜひこのチャートをクリアしてみよう。
なお、このイベントをクリアした状態&エンディング「the Holder」に到達すると、秘密のスチルを見ることができる。
■チャート概要
幻の花を咲かせる |
まずは銀の楼山・禁忌の森で、シズクから情報「幻の花」を購入する ↓ 禁忌の森の先にある「幻の泉」で、幻の花の種を植える ↓ 累計50000ロアを注いで花を咲かせる |
伝説のアイテムを2つ入手する |
入手するアイテムは「久遠の霊気」と「浄火の火種」 ・久遠の霊気 涅の濠山・静海の霊廟で地下2層のボスを討伐後、 地下1層の幽霊に話しかける ・浄火の火種 朱の廓山・断崖の浄火の最下層、マグマの滝壺で燃える炎を調べる |
幻の花を持ち歩けるようにする |
朱の廓山・黒熔の鎖城で、薬師に話しかける ↓ 「浄火の火種」を「浄火の瓶」に変えてもらう 薬師はマップの南東部に位置する家屋にいる ↓ 幻の泉に戻り、幻の花を調べると、アイテム「星輪の花」を入手する |
幻の花を花冠に加工してもらう |
蒼の天山・獣人の村落にいる薬師に話しかける 薬師は鳥人の獣人「ホークス」で、キャンプのすぐ傍の家屋にいる ↓ 「星輪の花」をアイテム「星輪の花冠」に加工してもらう |
このチャートからも分かるように、世界を渡り歩いてようやく「星輪の花冠」を入手できる。
特に鬼門となるのが「浄火の瓶」と、最後の「星輪の花冠」。
これらはそれぞれ、黒熔の鎖城・獣人の村落が滅亡していないことが最低条件なのである。
龍の脈道でも書いたが、スルッと脈道ルートで世界を回った場合は仲間フラグが折れやすい。
そしてフラグ消滅に連なって、大抵この2エリアは滅亡してしまう。
もちろん、第1段階として50000ものロアを注ぐところで抵抗があったり、獣人の村落は他にも崩壊ルートがあったりと壁が多い。
初見かつノーヒントで辿り着けたプレイヤーは誇って良いだろう。
入手条件・隠しボスへの特殊効果・特殊エンディングの条件などなど……
「星輪の花冠」はQuad Espadaを隈なく遊んでくれたプレイヤーへのご褒美なのである。